【モスクワ共同】米ファストフード大手マクドナルドは26日、ロシアによるウクライナ侵攻後に撤退したロシアで商標登録申請したことについて、ロシア市場への復帰を計画した動きとの見方は誤りだとする声明を発表した。ウクライナの拠点のX(旧ツイッター)を通じて発表した。

 ブランドを守り第三者企業などが商標を使用するのを防ぐため、事業展開していない国も含めて世界中で商標を定期的に更新していると説明した。

 タス通信は26日、マクドナルドが昨年末にロシアで複数の商標登録を申請し、今年4月からロシア特許庁で審査が始まったと報じた。米ロの外交交渉の活発化も背景に、ロシア市場への復帰観測が浮上していた。