米南部フロリダ州タンパで開かれたバレエのユース・アメリカ・グランプリで踊る杉本奈槻さん(LK STUDIO提供、共同)

 【ニューヨーク共同】若手バレエダンサーが対象の国際コンクール、ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)の審査結果が27日、米南部フロリダ州タンパで発表された。9〜11歳女子のクラシック部門で川崎市の小学6年寺田羽那さん(11)が、12〜14歳女子で三重県四日市市の中学1年杉本奈槻さん(12)がそれぞれ1位となった。

 寺田さんは「失敗したところがあり、1位に呼ばれて驚いた。柔らかく大人っぽく踊ることを意識した。優しく人間性のあるダンサーになりたい」と話した。

 杉本さんは「目標は12位以内だったので言葉にならないぐらいうれしい」と喜んだ。

 9〜11歳男子では、コンテンポラリー部門で東京都の小学5年吉竹優晴さん(11)が2位、クラシック部門で長野県上田市の小学6年片山大岳さん(11)が3位だった。12〜14歳男子では米国在住の佐居勇星さん(14)が2位となった。

 YAGPはロシアのボリショイ・バレエ団の元ダンサーらが1999年に設立。プロへの登竜門の一つ。