日本国際博覧会協会(万博協会)は27日、大阪・関西万博で丸紅が運航する空飛ぶクルマについて、飛行中に機体から部品が落下したため、安全性が確認できるまでデモ飛行を中止すると明らかにした。現在他の事業者の運航予定も決まっておらず、当面は万博会場でのデモ飛行そのものが実施されないことになる。
万博協会によると、丸紅が運航するのは米リフト・エアクラフト社製の「HEXA(ヘクサ)」。26日午後、万博会場内の離着陸場上空でパイロットのみが乗って飛行中、複数あるプロペラモーターの一部が落下した。機体は通常通り着陸し、けが人はいなかった。原因は調査中としている。