【台北共同】台湾最大野党、国民党と第2野党、台湾民衆党は26日、台北の総統府前で民主進歩党(民進党)の頼清徳政権に反対する大規模集会を開催した。司法機関を利用して野党に圧力を加えているとし「独裁」だと批判した。
台湾では与野党双方の立法委員(国会議員)に対し解職請求(リコール)の運動が起きている。リコール署名を偽造した容疑で当局が国民党側を捜査していることに同党が反発。台湾民衆党も主席(党首)だった柯文哲氏が起訴されたことを政治迫害と訴えており、集会に合流した。
国民党所属の馬英九元総統は集会で、柯氏への捜査は野党を「不当な手段」で扱ったもので「独裁だ」と述べた。