兵庫県警本部

 2023年12月、屋外の駐車場に座り込んでいた70代男性をパトロール中に保護せず、死亡させたとして、兵庫県警が業務上過失致死の疑いで警察署勤務の40代男性巡査部長と20代男性巡査を書類送検していたことが25日、情報公開請求や捜査関係者への取材で分かった。

 男性の死因は急性虚血性心疾患で、低体温症が影響したとみられる。2人は県警の調べに「声をかけるべきだったと後悔している」などと反省の弁を述べているという。

 捜査関係者によると書類送検容疑は23年12月20日、神戸市内の駐車場で男性を見つけたのに声をかけず通り過ぎ、その後死亡させた疑い。