【ローマ共同】NGOの核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)は25日、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)などと連名で、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領に核軍縮を協議するよう求める書簡を送ったと発表した。
書簡は、1986年にアイスランドのレイキャビクで会談した米国のレーガン大統領とソ連のゴルバチョフ共産党書記長にならうよう要請。この首脳会談は冷戦終結を後押しし、核軍縮の潮流をつくった87年の中距離核戦力廃棄条約調印の土台になった。
トランプ氏は今年2月、米国、中国、ロシアの3カ国での核軍縮協議に意欲を示した。
ICANによると、被団協は6月にレイキャビクを訪問する予定。