自民党が杉田水脈元衆院議員を夏の参院選比例代表の公認候補に決めたことに対し、アイヌ民族や研究者でつくる市民団体「アイヌ政策検討市民会議」(札幌市)は25日、取り消しを求める抗議文を党本部に送付したと明らかにした。杉田氏は、アイヌ民族や在日コリアンへの差別的言動が問題視されている。
送付は24日付。抗議文では、杉田氏について「法務局から人権侵犯の認定を受け、今も反省することなく開き直っている人物」と指摘。公認を決めた自民党に対して「ヘイトスピーチを容認していると言われても仕方がない」と批判した。