全国農業協同組合連合会(JA全農)は25日、落札した政府備蓄米約19万9千トンのうち、卸売業者に出荷したのは24日時点で24%(約4万7千トン)だったと発表した。これまでに落札した全量を卸売業者に売り渡し終えるのは、早くても6月中になる見通し。卸売業者を通じてスーパーや外食事業者などに届くまでには、おおよそ2〜3週間かかるとしている。
出荷済みを含めて売り渡しのめどが立っている備蓄米は計約13万1600トンとなっている。一方、残りの7万トン弱はまだ注文が入っていない。卸売業者の受け入れ量に限りがあることなどが要因とみられる。