総務省が25日発表した4月の東京都区部の消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品を除く総合指数が110・0となり、前年同月比3・4%上昇した。伸び率は2・4%だった3月から1・0ポイント拡大した。コメ類やエネルギーの値上がりが物価を押し上げた。
生鮮食品を除く食料は6・4%上がった。3月は5・6%の上昇だった。コメ類は93・8%上昇し、比較可能な1971年1月以降で最大の伸び率を更新した。
電気代は13・1%、都市ガス代は4・8%上がった。
東京都区部の指数は全国の物価動向の先行指標となる。