会談に臨む自民党の坂本国対委員長(中央右)と立憲民主党の笠国対委員長(同左)ら=25日午前、国会

 自民党の坂本哲志国対委員長は25日、立憲民主党の笠浩史国対委員長と会談し、5月中旬の国会提出を目指すとしている年金制度改革法案に関し、提出日を明示するのは困難だと伝えた。笠氏が24日の会談で、明らかにするよう求めていた。

 25日の会談で坂本氏は「5月中旬に必ず提出する」と強調する一方、党内の法案審査手続きを控える中で提出日の明示は難しいと説明した。笠氏は「大変遺憾だ」として、石破茂首相や福岡資麿厚生労働相が出席する集中審議を法案提出前に開催するよう求めた。坂本氏は持ち帰った。

 年金法案は、首相が本会議や委員会の質疑に出席する「重要広範議案」に与野党が指定している。