能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市の坂口茂市長は24日、長野県庁を訪れ、関昇一郎副知事と面会した。長野県からの職員派遣に感謝を伝えた上で「輪島の朝市を含め、復旧と復興に尽力したい」と述べた。
長野県によると、2024年1〜5月、県職員や県内の市町村職員延べ約2700人、同年9月の記録的豪雨でも延べ約300人を派遣した。支援物資の管理や住宅被害の調査を担い、石川県立輪島高で避難所の運営に当たった。現在も4人を派遣している。
面会後、坂口氏は報道陣の取材に応じ、下水道の本格的な復旧が課題となり、技術者の確保が進んでいないとし、支援の継続を訴えた。