研究会でワインの味や香りを確認する参加者ら=24日午後、さいたま市の関東信越国税局

 ワインなどの醸造技術の向上を目指し、製造者が集まる研究会が24日、さいたま市の関東信越国税局で開かれた。同局管内の茨城、栃木、群馬、埼玉、新潟、長野の6県のワイナリーが対象で、赤ワインや白ワイン、シードルなど45点が出品。ずらりと並んだボトルを前に、約50人の参加者が味や香りの違いなどを確かめていた。

 研究会では、山梨大ワイン科学研究センターの岸本宗和准教授らが講演。ワイン用のブドウ栽培について、温暖化への適応技術の重要性を説明した。

 参加した長野県松本市のワイナリー「ドメーヌ・ド・ユノハラ」の山本淳平さん(32)は「他県のワインを飲み比べることができ、勉強になった」と話した。