埼玉県八潮市で1月、県道が陥没しトラックが転落した事故で、県は24日、不明となっている70代男性運転手の捜索を妨げていた下水を迂回させるバイパス工事が完了したと明らかにした。県は5月中旬を目標に、捜索活動を本格化する方針。
県によると、運転席部分は陥没地点から下流約30メートルの下水道管内に残されており、男性が中にいるとみられる。県は大量に流入する下水を止めるため、地中に新たな仮排水管を設置するバイパス工事を実施していた。
県は並行して、運転席部分を地上から直接引き上げるため、穴を掘る工事も進めている。
陥没事故は1月28日に発生し、陥没の穴は徐々に拡大した。