みずほ銀行とクボタは24日、農家の温室効果ガスの排出量削減や削減分の「排出枠」の取引を拡大するため業務提携したと発表した。クボタがコメ農家の協力を得て、温室効果ガスの一種であるメタンを減らし、排出枠としてみずほ銀が企業に販売する。

 政府によると国内のメタン排出量の約4割が水田から発生している。稲の育成の過程で、水田の水を抜く「中干し」期間を延長すると、発生量を3割減らせるとされる。

 クボタはこの中干し期間の延長で農家が創出した排出枠を買い取り、政府の認証制度「J―クレジット」を使って売買可能にする。みずほ銀がクボタから買い取り取引先企業に販売する仕組みという。