和歌山県串本町沖に設置された「海中こいのぼり」=24日午前(串本ダイビング事業組合提供)

 5月5日の「こどもの日」を前に本州最南端の和歌山県串本町で24日、地元ダイビング組合のダイバーが海中にこいのぼりを設置した。水深約10メートルの海中に色とりどりのこいのぼりが潮の流れに揺られ、悠々と泳いだ。5月6日まで。

 ダイビングスポットのPRが目的の恒例行事。 串本町沖は暖かい黒潮の影響でさまざまなサンゴが群生し、豊富な魚種が見られるという。

 ダイバーは海中の岩場に約30メートルのロープを張り、地元で漁が盛んなカツオとマグロののぼりもつないだ。

 組合のダイバー対間大将さん(36)は「こいのぼりは、水中でより大きく見える。カツオ、マグロののぼりも楽しんでほしい」と話した。