
美濃市の国道156号沿い、小倉山南麓にある小倉公園は市民憩いの場。駐車場に壮大な石垣があり、来訪者を出迎える。ここには、かつて小倉山城があった。信長、秀吉、家康に仕えて戦国期を生き抜き、飛騨高山藩初代藩主となった金森長近が江戸時代初期、“ついのすみか”として築いた隠居城館だ。
記者独断の5段階評価
難攻不落度
「自然の地形を生かした天然の防御機能」
遺構の残存度
「公園として大改変されており、残るのは石垣と竪堀のみ」
見晴らし
「山頂の展望台から長良川などの雄大な風景を360度見渡せる」
写真映え
「石垣と模擬櫓(やぐら)が〝映え〟スポットか」
散策の気軽さ
「現在は公園。山頂の展望台まで5分ほど」

長近は、関ケ原の戦いの功績によって...