岐阜県高山市国府町宇津江の県立自然公園「宇津江四十八滝」の滝開きが22日、同所で行われ、関係者が今シーズンの安全を祈願した。
「岐阜新聞デジタル クーポン」始めました!対象店舗はこちら標高1200メートルの滝上川を源とし、大小13の滝がしぶきを上げて落下する姿を見ることができる名勝。県天然記念物に指定されているほか、「21世紀に残したい日本の自然100選」にも選ばれている。
滝開きに合わせて安全祈願会があり、公園を管理する飛騨国府観光の倉坪和明社長(81)や地元の関係者ら約30人が出席。不動明王の祠(ほこら)を見上げる平滝前の踊り場と、散策道入り口の弁財天や大日如来などがまつられている祠の前で焼香した。
倉坪社長は「台湾からツアー客が訪れたり、修学旅行先として問い合わせをいただいたりと散策者は年々、増えている。しっかりと勧誘と運営に努める」とあいさつした。
飛騨国府観光によると、昨シーズンは約4万人が来場し、新型コロナ禍前の水準まで回復したという。今シーズンは過去最高の4万5千人の来場を見込んでいる。
(山田雄大)