2年生エース鈴木悠悟の進化と、逆方向の打撃徹底で、中京(昨秋県2位)が県岐阜商(岐阜1位)を撃破。春季岐阜県高校野球大会第3日は20日、大野レインボーなどで準々決勝を行い、中京、岐阜第一(昨秋県3位)、岐阜城北(同4位)、大垣商(西濃1位)がベスト4入りし、今夏の岐阜大会第1シードを獲得した。大野では第1試合で中京が、鈴木の高校初完投で4―3で県岐阜商(岐阜1位)の追撃を抑え、2年ぶりの春県4強。第2試合の大垣商は、2回戦でセンバツ出場校の大垣日大(昨秋県1位)を破った帝京大可児(中濃・飛騨2位)との接戦を2―1でものにし、4年ぶりの第1シードとなった。激戦をリポートする。
◆〝六回の壁〟打ち破り、エース鈴木がさらなる進化
六回裏、4―3と1点差に迫られ、なおも無死一、三塁。絶体絶命のピンチで中京の2年生エース鈴木は覚醒した。...