冬季パラリンピックのアルペンスキー男子座位で通算7個のメダルを獲得した44歳の森井大輝(トヨタ自動車)が16日、来年のミラノ・コルティナ冬季パラを最後に第一線を退く意向を表明した。長野県野沢温泉スキー場で行われたアジア・カップの大回転に出場後「トップのレースはコルティナまでと思っている。出せる最高の滑りをしたい」と集大成と位置づけた。
冬季パラでは2006年トリノ大会から5大会連続メダルの第一人者。昨年11月に右の肩甲骨を折る大けがを経験したが、2月の世界選手権の大回転では4位に入った。この日も優勝と力を示し「どの大会でも勝つのはうれしい。本番までに体を戻せるようにしたい」と話した。