米ニューヨークのウォール街の標識=2020年(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】17日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比527・16ドル安の3万9142・23ドルで取引を終えた。トランプ米政権の関税政策に伴う世界経済の先行き不透明感が相場の重荷となった。前日終値からの下げ幅は一時700ドルを超えた。

 米政権の対中輸出規制強化により、中国向けの人工知能(AI)半導体が規制対象となった半導体大手エヌビディアが引き続き売られた。米政権の関税策を巡り、日本をはじめとする貿易相手国との協議の進展を見極めたいとして、投資家の慎重姿勢が強まっている。

 ナスダック総合指数も3日続落し、20・71ポイント安の1万6286・45。