17日、ガザ北部ガザ市で、イスラエル軍の攻撃で立ち上る煙(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】イスラム組織ハマス幹部は17日放送のテレビ演説で、イスラエルが提示したガザの停戦案を巡り、恒久停戦やイスラエル軍のガザ撤収につながらないと批判し、受け入れを拒否する姿勢を示した。イスラエルが停戦案で言及しているとされる「ガザの非武装化」も受け入れられないとの立場を強調した。

 ハマス幹部は拘束している全ての人質を解放する交渉に応じる条件として、停戦案に恒久停戦やイスラエル軍のガザ撤収などが含まれることを挙げた。イスラエルを揺さぶる狙いとみられる。

 イスラエルのメディアによると、同国軍の予備役ら数百人が17日、人質解放の取引を優先するよう政府に求める書簡に署名した。