宇宙飛行を終え、無事着陸し宇宙船「ニューシェパード」から出た米歌手ケイティ・ペリーさん(左)=14日、米南部テキサス州(ブルーオリジン提供、ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米宇宙企業ブルーオリジンは14日、歌手ケイティ・ペリーさんら女性6人を乗せた宇宙船「ニューシェパード」を南部テキサス州の施設から打ち上げた。宇宙船は約10分間飛行し、無事着陸した。女性のみの飛行は、1963年に旧ソ連のワレンチナ・テレシコワさんによる単独飛行以来。

 他の搭乗員は科学者やジャーナリスト、映画プロデューサー。宇宙船は地球の大気圏と宇宙空間の境界とされる上空100キロに到達し、無重力状態を短時間体験した。ペリーさんは飛行中、ジャズの巨匠ルイ・アームストロングさんの代表曲「この素晴らしき世界」を歌ったという。

 ブルーオリジンはアマゾン・コム創業者ジェフ・ベゾス氏が設立した。搭乗費用は明らかにしていないが、搭乗手続きを始めるには15万ドル(約2150万円)が必要としている。