アブドラ・バダウィさん(マレーシア元首相)国営ベルナマ通信によると14日、首都クアラルンプールの病院で死去、85歳。病院によると、呼吸困難のため、13日に搬送されていた。
39年北部ペナン州生まれ。22年間の長期政権を維持したマハティール元首相の退任に伴い2003年10月、副首相からの昇格で首相に就任し、強権的政治の見直しに努めた。09年4月に辞任。マハティール政権下ではルックイースト(東方)政策の担当相も歴任した。名前の一部を取り「パク・ラー」(ラーおじさん)と国民に呼ばれ親しまれた。(クアラルンプール共同)