競泳の競技会でバタフライを泳ぐ男子の茨隆太郎=静岡県富士水泳場
 競技会出場後、手話で取材に応じる競泳男子の茨隆太郎=静岡県富士水泳場

 東京都などで11月に開かれる聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」の競泳で、日本のエースと期待される男子の茨隆太郎(SMBC日興証券)が13日、静岡県富士水泳場で行われた競技会に出場後、取材に応じ「(デフリンピックで出場を見込む)全6種目で金メダルを取ることを目標にしている」と意気込んだ。

 ブラジルのカシアスドスルで2022年に開催された前回大会で日本選手団主将を務め、4冠に輝いた31歳の第一人者。この日は200メートル自由形を1分55秒39、100メートルバタフライを56秒43で泳いだ。

 本番の開幕は約7カ月後。「自信を持って出場できるように頑張るのみ」と決意を示した。