立憲民主党の会合であいさつする辻元代表代行(中央)=8日午後、国会

 立憲民主党は8日、選択的夫婦別姓実現本部などの会合で、夫婦が別姓を選ぶ場合、結婚時に子どもの姓を決めるとする民法改正案の要綱を了承した。夫か妻のどちらかの姓に統一することをあらかじめ決めるとした、1996年に法相の諮問機関・法制審議会が答申した案を踏まえた。4月中の国会提出を目指す。

 立民を含む野党5党が2022年に共同提出した法案では、子の姓を「出生時に決める」としていたが、結婚時に決めるなら、きょうだいで姓が異なるケースは回避できる。本部長の辻元清美代表代行は「できるだけ広範な賛同を得たい」と強調した。