東京電力柏崎刈羽原発

 新潟県は8日、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票条例案について、花角英世知事が付ける意見を公表した。明確な賛否は示さず、「賛成、反対の二者択一の選択肢では県民の多様な意見を把握できない」とし、課題があるとした。16日に県議会へ提出し、県議会臨時会の審議を経て18日に採決される。

 県によると、花角氏は意見の中で、条例の制定が県民約14万3千人の署名で請求されたとし「意義を重く受け止める」とした上で課題があると強調した。