公明党の斉藤鉄夫代表

 公明党の斉藤鉄夫代表は22日からの日程で中国を訪問する方針を固めた。中国共産党幹部や政府要人と会談する見通しで、石破茂首相は習近平国家主席宛ての親書を託す方向で調整している。関係者が8日明らかにした。日中の経済交流促進を呼びかけるとみられる。

 公明代表の訪中は2023年11月以来となる。東京電力福島第1原発を巡り、処理水海洋放出を受けた中国による日本産水産物の輸入規制解除も重ねて求める方向。トランプ米政権の高関税政策への対応について意見交換する可能性もある。

 今年1月、自民党の森山裕、公明の西田実仁両幹事長が北京を訪問し要人と相次いで会談した。