13日に開幕する大阪・関西万博の公式ウェブサイトを装う偽サイトが確認されたとして、日本国際博覧会協会(万博協会)が注意を呼びかけている。アクセスして入場チケットの注文などをした場合、個人情報が不正取得される可能性がある。
セキュリティー会社「トレンドマイクロ」によると、公式サイトに類似したドメイン(インターネットでの住所)が取得され、複数の偽サイトが作られていた。公式サイトのドメインは「expo2025.or.jp」だが、偽サイトは一部を別の文字列に置き換えたり、「osaka」など関係がありそうな文字列を紛れ込ませたりしているのが特徴。
サイト内で公式ロゴや万博の名称を表示し、チケット購入を促すものもある。一部は生成人工知能(AI)を用いて作られた痕跡が見られた。同社担当者は大規模イベントではフィッシングサイトが増える傾向があるとし「公式サイトのURLを保存し、直接アクセスすることで対策してほしい」と話す。