岩屋外相は8日の閣議で、主に2024年の外交、国際情勢をまとめた25年版外交青書を報告した。日本周辺での中国、ロシア両軍の爆撃機や艦船による共同航行に関し「軍事連携の頻度が増加している」と分析。重大な懸念を持って注視する必要があるとした。今年2月の石破首相とトランプ米大統領の会談に触れ「日米同盟を新たな高みに引き上げることを確認した」と成果をアピールした。
北朝鮮によるロシアへの兵士派遣や、武器・弾薬の供与に言及。ウクライナ情勢のみならず、日本周辺の安全保障に影響を与えるとして「深刻に憂慮すべきだ」と指摘した。
対米関係では「トランプ政権と強固な信頼関係を構築する」とした。