【エルサレム共同】AP通信は7日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニス郊外で人道支援団体が住民に食料を配っていた場所の近くにイスラエル軍の攻撃があり、6人が死亡、少なくとも10人が負傷したと報じた。女性や子どもが巻き込まれたとみられる。

 現場は避難テントが並ぶ一帯で、食料を受け取ろうと多くの住民が集まっていた。イスラエルは3月2日以降、ガザへの支援物資搬入や電力供給を順次停止。ガザの人道状況は悪化の一途をたどっている。

 一方、イスラエル軍は7日、医療活動に従事していたパレスチナ赤新月社の職員ら15人が最南部ラファで3月に死亡した攻撃について、数日以内に調査結果をまとめると明らかにした。赤色灯をつけて走る救急車の動画が見つかり、意図的に医療従事者を狙った攻撃だとの批判が国際社会で強まっている。