7日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(378回債、表面利率1・4%)の利回りは前週末から0・040%低下し、1・120%で取引が始まった。日本相互証券によると、取引時間中としては1月上旬以来、約3カ月ぶりの低水準。米政権の関税強化が世界経済を下押しするとの懸念が強まり、比較的安全資産とされる国債が逃避的に買われた。
大阪取引所10年国債先物の中心限月である6月きりは前週末比76銭高の142円41銭で取引が始まった。大阪取引所は、急激な価格変動を抑えるために取引を一時制限する「ダイナミック・サーキットブレーカー」を発動した。