15日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=143円台前半で取引された。
午後5時現在は前日比24銭円安ドル高の1ドル=143円30〜32銭。ユーロは19銭円高ユーロ安の1ユーロ=162円75〜79銭。
国内輸入企業などによる実需の円売りドル買いが優勢だった。ただ、トランプ米政権による関税政策の方針が二転三転しており、先行きの不透明感から比較的安全資産とされる円を買う動きもあった。
外為ブローカーは、日米の関税交渉を前にした様子見ムードが強いとして「取引の大きな方向感が定まっていない」と話した。