7日に公開された資産報告書によると、衆院議員全体の約3割が株式を保有していた。自民党派閥裏金事件に関与し、公認されなかったり、比例代表への重複立候補が認められなかったりしたのに、昨年10月の衆院選を勝ち抜いた議員は安定銘柄への投資が目立った。金銭信託で手堅く資産を増やす裏金議員も多くいた。
世耕弘成氏は、産業用ロボット製造「不二越」の1万4千株を報告。評価額は4日終値で約4千万円だった。
不適切な党員登録も問題になった田畑裕明氏は、航空会社や鉄道など安定銘柄とされる6社の計3100株を記載した。
西村康稔氏は金銭信託2491万円、松野博一氏は証券投資信託1500万円を報告した。