宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」でスマートフォンアプリを楽しむ「ムー」の三上丈晴編集長(右)=9日午後、石川県羽咋市

 能登半島地震で被害を受けた石川県羽咋市で、オカルト系月刊誌「ムー」と連携したミステリーツアーが9日始まった。羽咋市は江戸時代から未確認飛行物体(UFO)の目撃情報が頻繁にあるといい、市担当者は「今行ける能登への観光拠点として、多くの方が訪れるきっかけになってほしい」と話している。

 ツアーはUFOの町として売り出している同市の宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」など6施設20カ所を巡る内容。位置情報を使ったスマートフォンアプリで、その場所にまつわるUFO情報などを多言語で楽しむことができる。参加費は無料だが同博物館の入館チケットが必要。全てを巡ると、抽選でムーとコラボしたオリジナルTシャツなどがもらえる特典もある。

 同日行われた記者会見には、「妖怪の町」として売り出す兵庫県福崎町や「キリストの墓」と呼ばれる塚など不思議スポットが多いという青森県新郷村の担当者が激励に訪れ、ミステリーつながりの結束をアピールした。