羽田空港を離陸しようとした北九州行きの日航機が航空灯火に接触したトラブルで、同機が滑走路の中心から左にずれた位置を滑走していたことが9日、日航などへの取材で分かった。中心線を取り違えた可能性があるとみて、同社や国土交通省が調べている。
日航によると、同機は7日夜、滑走路に入って加速した際、機体が中心からずれていると機長らが気づいて離陸を中断。機体が停止するまでの間に、誘導路の灯火と接触して破損させた。
国交省によると、現場の滑走路は補修工事をしており、一部の中心線灯などを消していた。航空関係者には周知されていたという。