米国務省は4日、大阪・関西万博の米国パビリオンで、宇宙船アポロが月から持ち帰った「月の石」を展示すると発表した。1970年の大阪万博では目玉の一つとして人気を博し、長蛇の列ができた。今回はその後の72年にアポロ17号が採取した玄武岩118グラムの一部で、37億年前の物と推定されている。
米国館の宇宙コーナーでは他に、高さ約3メートルのロケット模型や、20分の1サイズの宇宙望遠鏡も紹介する。
日本政府が月の石について再展示を依頼したのに対し「宇宙探査における米国との継続的パートナーシップに対し、日本の皆さまに感謝の念を示す」(米政府)と応じた。