警視庁は10日、新社会人にオンラインカジノの違法性を周知しようと、東京都内で講話を実施した。大手ゼネコン「西松建設」の新入社員約130人が参加。同庁保安課の半田正浩課長は、国内からアクセスし金を賭けることは「グレーではなく犯罪。絶対に手を染めないと肝に銘じてください」と強調した。
オンラインカジノはギャンブル合法の国でライセンスを取得した事業者が運営していても、日本から金を賭ければ賭博罪に当たる。担当者は、手軽にどこからでもアクセスできるため依存症に陥りやすいと解説し、注意喚起した。
オンラインカジノは、警視庁が吉本興業のタレント6人を書類送検するなど社会問題となっている。