NTT東日本とNTT西日本は31日、電話で気象庁の天気予報を聞けるサービス「177」を終了する。天気予報サービスは1955年に提供を始めたが、近年はスマートフォンやテレビ、ラジオなど気象情報を得る手段が多様化し、利用者が大幅に減少。今年の3月末で終了すると昨年7月に発表していた。
「177」は固定電話から3桁の番号「177」にかけると、電話をかけている地域の気象情報を聞ける仕組み。1988年ごろには年間3億件以上の利用があったが、2023年度は約556万件だった。NTT東西は利用者の減少傾向が今後も続くと見込んで終了を決めた。