航空自衛隊熊谷基地に常設展示された「ブルーインパルス」の機体と写真を撮る人たち=29日午前、埼玉県熊谷市

 華麗なアクロバットで知られる航空自衛隊の飛行チーム「ブルーインパルス」を引退した機体のお披露目式が29日、熊谷基地(埼玉県熊谷市)で開かれた。機体は基地の正門近くに常設展示され、一般の人も柵越しにいつでも見ることができるようになる。同基地によると、ブルーインパルス機が屋外で展示されるのは全国で初めて。

 機体は青と白の塗装がトレードマークのT4練習機で、全長約13m、幅約10m。6機で編成されるブルーインパルスの3代目で、長野冬季五輪や年サッカーワールドカップ日韓大会などの国際イベントで飛行した。

 18年に退役し、所属していた松島基地(宮城県東松島市)から24年に陸送された。