桜の時季に合わせた皇居・乾通りの春の一般公開が29日、始まった。この日は開門前から雨。朝早くから訪れた人たちは、傘の下からぬれた桜や風に舞う花びらを見上げていた。公開は4月6日までの9日間で、午前9時から午後3時半まで入場できる。事前の申し込みは必要ない。
乾通りは東京駅の丸の内側にある坂下門から宮内庁庁舎前を通り、乾門に抜ける約750メートルの並木道。沿道にソメイヨシノやサトザクラなど約100本のサクラ類が並び、モミジ類やアカマツなどもある。
一般公開は上皇さまの傘寿を記念し、2014年に始まった。桜と紅葉の見頃に合わせて年2回実施している。