ジョージ・グラス氏

 【ワシントン共同】米上院外交委員会は27日、トランプ大統領が駐日大使に指名した実業家ジョージ・グラス氏の人事案を賛成多数で承認した。上院本会議で近く承認される見込みで、その後に着任する。トランプ氏の大口献金者で、第1次トランプ政権では駐ポルトガル大使を務めた。長男の家族が日本に住んでいる。

 グラス氏は13日の外交委公聴会で、日本の防衛費や在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)の増額を求める考えを強調。「関税や対日貿易赤字削減を巡り、厳しく交渉する」と述べた。