【広州共同】ホンダは26日、中国広東省広州に新設した電気自動車(EV)の専用工場を報道陣に公開した。ロボットや人工知能(AI)を駆使して効率を高め、新開発のEVシリーズを生産する。比亜迪(BYD)など現地勢との競争が激化する中国市場で反転攻勢を仕掛ける。
合弁会社の広汽本田汽車が建設し、昨年12月に稼働した。年間12万台の生産能力を持つ。昨年9月に稼働したもう一つの合弁会社の新工場と合わせ、ホンダのEV化戦略を担う拠点となる。
広州工場はロボットを使って部品搬送を完全自動化したほか、品質を高めるためにAI検査システムも導入。従来工場と比べて30%の省人化を実現したという。