【北京共同】中国メディア「財新」は28日、地震の強い揺れに襲われたタイの首都バンコクで建設中に倒壊したビルについて、中国国有のゼネコンが施工を請け負っていたと伝えた。中国のインターネット上では同社などが公開していた施工事業に関する情報が削除されており、当局が規制した可能性もある。
財新によるとゼネコンは「中鉄十局」で、イタリア・タイの企業との連合体としてプロジェクトを実施。地上33階建てのオフィス棟と5階建ての駐車場を建設する計画で、建築総面積は約9万4千平方メートルに上る。中鉄十局は、海外で初めて手がける超高層ビルだと紹介していたという。