浜松市中央区で起きた小学生4人死傷事故の現場近くに住む男性(87)は、事故直後、古橋昭彦容疑者(78)に声をかけたという。男性が26日、取材に応じ「(容疑者は)特に慌てた様子はなかった。ぼんやりとしながら応じていた」と振り返った。

 男性が自転車4台に気付かなかったのかと聞くと、古橋容疑者は「覚えていない」と答えたという。男性がさらに「おじさん駄目だよそんな」と話しかけると、「やった覚えがない」と繰り返した。終始、ぼうぜんとした様子だったという。

 男性は、事故で死亡した石川琴陽さん(8)と意識不明の重体になっている琴陽さんの小学4年の姉(10)とも顔見知りだった。