くら寿司は26日、大阪・関西万博の店舗を報道関係者に公開した。定番のすしネタとともに、万博に参加する約70カ国・地域の料理を同社史上最長となる約135メートルの回転ベルトで提供するのが特徴。世界から多くの人やモノが集まる万博らしく、各国を代表する料理との出合いを楽しめる。
特別メニューは米国が「ハンバーガー」、中国は「月餅」、フランスだと「カヌレ」を提供する。開幕に先駆けて2月から全国のくら寿司で各店舗1種類ずつ展開。販売1カ月間で最も人気なのはマダガスカルの「マダガスカルバニラパンケーキ」だった。
本場の味を再現するため、中南米やアフリカといった情報が多くない国は、書籍やインターネットに加え大使館を訪れて助言をもらったという。岡本浩之取締役は「席にいたまま世界旅行の気分を楽しめる」と呼びかけた。
回転ベルトで流れる各国の料理は300円、マグロやサーモン、イカといった人気のすしは150円とした。店内のタッチパネルで定番以外のメニューも注文可能で、来店2週間前から公式アプリで予約できる。