宮城県丸森町の山中で15日、東北電力ネットワークの送電線鉄塔建設のため資材を運んでいたヘリコプターが下降する際に発生した風で地上の作業員がバランスを崩し、付近の崖から落ちて重傷を負ったことが26日、分かった。国土交通省が同日、発表した。航空事故に認定。運輸安全委員会は航空事故調査官2人を指名した。
国交省によると、ヘリは宮城県川崎町の場外離着陸場を出発。鉄塔の材料をつり下げ、降下中だった。けがをした作業員は現場でヘリを誘導しており、高さ20メートルほどの崖から転落。腰の骨を折るなどした。26日になってけがの詳細が判明した。