【ブリュッセル共同】欧州自動車工業会が25日発表した2月の欧州連合(EU)各国の乗用車新車登録台数は、前年同月比3・4%減の85万3670台だった。マイナスは2カ月連続。ガソリン車やディーゼル車が減少した。電気自動車(EV)が持ち直す中、米EV大手テスラは、不買運動の影響で47・1%減の1万1743台に落ち込み、苦戦が続く。
日本勢は前年割れが目立った。トヨタ自動車は高級車ブランド「レクサス」を含めて5・5%減の6万5688台。日産自動車は6・7%減の1万7938台、スズキは16・9%減の1万4256台だった。マツダは11・9%減、三菱自動車も39・1%減。一方、ホンダは11・2%増と、日本勢で唯一のプラスだった。
テスラはトランプ米政権で要職を担うイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の政治的な言動への反発から「顧客離れ」が広がっている。
全体に占める比率はハイブリッド車(HV)が35・6%と最も多かった。EVは15・4%だった。