岐阜市橋本町の岐阜放送は、約17年ぶりにテレビマスターシステムを更新した。27日、報道陣に新設備が公開された。
「岐阜新聞デジタル クーポン」始めました!対象店舗はこちらテレビマスターシステムとは、番組表に沿って番組やCMを切り替えたり、ニュース速報などの操作を行ったりする設備で「放送局の心臓部」とも称される。
設備の施工は8月下旬から始まり、約半年で完了。この日、山本耕岐阜放送社長は施工を行ったNEC担当者らに感謝状を贈呈した。
岐阜放送によると、今後はテレビ電波にデータを載せて配信する仕組み(IPDC)を活用し、市町村からの災害情報などを地上デジタル放送波から配信する新サービスも検討する。同サービスは東京などで自治体と連携した実証実験が行われ、取り組みが加速している。
山本社長は「システムの更新を機に新たなサービスへの将来性や拡張性を持たせることができた」と話している。