第11管区海上保安本部(那覇)は24日、沖縄県・尖閣諸島周辺で領海侵入した中国海警局の船2隻が、24日午後10時5分ごろまでに領海外側の接続水域に出たと発表した。中国船の連続侵入は92時間8分で、2012年9月の尖閣国有化以降で最長。これまでの最長は80時間36分だった。
11管によると、21日午前1時55分ごろから中国船が領海に侵入していた。機関砲を搭載し、日本漁船1隻に近づこうとしながら航行。漁船への接近を正当化するような独自の主張をしていた。
中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは4日連続で、今年7日目。接続水域を含め尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは126日連続。