住友生命保険の高田幸徳社長(60)は24日までに共同通信のインタビューに応じ、顧客拡大のためにIT投資を強化する考えを示した。2025〜30年度までの6年間に計3千億円程度を投じ、健康寿命や睡眠の充実度などを測れるサービスの提供につなげる。高田氏は「顧客の生活がどう良くなったのかを『見える化』したい」と述べた。
25年度から社内に新しい組織を設け、これまで各部署が管理していた保険の契約や保険以外の福利厚生サービスから得た情報などを集約する。人工知能(AI)も使い、データを活用して新たな顧客との接点をつくりたい考えだ。